<広島8-3阪神>◇4日◇マツダスタジアム

 阪神の先発鶴直人投手(23)が、ふがいない投球で先発起用に応えられなかった。初回に1点を失うと、続く2回には2死一、二塁から投手のジオに左中間を破られる同点二塁打を許すなど、序盤のリードをあっさりはき出した。「先に点を取って勢いをつけてもらったのに、そのまま乗っていくことができなかった。(ジオに打たれた)あの場面は絶対に抑えないといけなかった」。2回2安打3四球3失点のKO劇に、ガックリ肩を落とした。自身22日ぶりの先発登板。期待に応えたかったが、あまりの不出来に「自分がだらしないだけです」とうなだれるしかなかった。

 [2010年9月5日10時37分

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