<中日3-0阪神>◇21日◇ナゴヤドーム

 重すぎる1失点…。阪神マット・マートン外野手(28)が痛恨のミスを犯した。2点ビハインドの8回裏2死一塁。5番ブランコが痛烈ライナーを左前にはじき返した。フルカウントのため自動的にランエンドヒットがかかり、一塁走者・和田が二塁を蹴る。チャージをかけた左翼手マートンの視界にこの激走が入った。目を奪われた瞬間、悲劇が待っていた。

 ツーバウンドした打球を捕球しようとしたが、グラブに当てながら後逸。転々とする打球を目で追いかけ、動けなくなった。何が起こったのか分からない表情だった。和田はそのままホームイン。試合を決定づける3点目を献上した。絶対に追加点を与えてはいけない場面。ただただ、猛省するしかなかった。

 マートン

 あれは自分のミス。それしか言いようがない。後ろを守っていて、ランナーが走った。バウンドを合わせにいったのだけどミスをしてしまった。完全な自分のミスだ。

 「ミス」という言葉で何度も自分を責めた。普段から妥協を許さない性格。本人が1番悔しいだろう。打っては初回こそ右中間二塁打を放ったが、残り3打席は凡退。もう、切り替えるしかない。

 マートン

 今日は負けたけど、まだチャンスはある。自分のプレーにはガッカリしたけど、残りの試合を全力でやるだけ。中日とも2試合あるし、何とか頑張っていきたい。

 今季198安打目を放ち、史上4人目のシーズン200安打まで残り2本。もちろん、記録は気にしていない。今はただ、勝ちたい。【佐井陽介】

 [2010年9月22日10時59分

 紙面から]ソーシャルブックマーク