左膝半月板手術のリハビリを2軍高知・安芸キャンプで続ける阪神城島健司捕手(34)が17日、FA移籍した小林宏とのコミュニケーションを心待ちにした。

 「1年間嫌というほど一緒に組んでいくから慌てることはない。捕ったり投げたりはいつでもできる。同じユニホームで話をしたり、グラウンドの外でもコミュニケーションをとることをまずやらないと」。

 小林宏とは少なからず因縁もある。ダイエー時代の04年6月1日(福岡ドーム)に通算1000本安打を放った。「その日に杉内が両手を骨折した。あの日はコバヒロだったよ」。

 小雨が落ちる中、約60メートルの軽快走を最多の12本行った。室内練習場で石原チーフトレーナー補佐を相手にキャッチボール。変化球を捕り損ね、膝に当たった石原トレーナーがもん絶。「今日は変化球を交えて(笑い)。石原さんが先に変化球を投げてきたから、投げ返したら膝に直撃した」とリラックスしていた。

 「次のクールは合流することはないと思う。1人だから融通は利く。ステップアップすることはあまりないと思う」。1軍合流後は本隊の練習時間によって練習計画を立てる見通しだ。

 [2011年2月18日10時54分

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