ソフトボール選手どころの騒ぎじゃない?

 西武渡辺久信監督(46)が29日、ドラフトで専門の陸上選手を指名する可能性を示唆した。今季は片岡が故障離脱すると、単独スチールできる選手がいなくなり、攻撃力が低下。来季は1軍に「走塁のスペシャリスト枠」を設けるプランを明かし、その一環として「来年のドラフトを見ててよ。もしかしたら、あっと言わせるかもしれないよ。100メートルの陸上選手を指名したりね」と意味深に発言した。

 ズブの素人というわけではない。例に出したのは、100メートル元日本記録保持者の不破弘樹(45)だった。同じ群馬出身で「中学時代に野球部で対戦したことがある。不破君みたいに、小さいころに野球経験があって、スライディングさえできればいい。野球はちょっとかじっててくれれば。育成選手とかでもいいわけだから」と言及。これまで数々の“ドラフト隠し玉”が話題を呼んできたが、野球以外の競技から指名となれば超異例となる。