オリックス岡田彰布監督(54)が、今キャンプ初の入れ替えを断行した。キャンプ休日の4日、1軍のドラフト5位庄司龍二捕手(25=ジェイプロジェクト)を、2軍の横山徹也捕手(27)と入れ替えることを明言。わずか3日間の練習でメンバーを交換するのは、岡田オリックス3年間でキャンプ最速。厳しい姿勢でサバイバル合戦を刺激した。

 岡田監督

 中山の変化球をポロポロしとったから。(中山は)ローテーション投手やからポロポロでは困る。力量を上げる練習はファームがやりやすいから。

 指揮官は毎日、ブルペンで選手の動きを観察。その上で庄司の2軍行きを決定した。岡田監督は「まだ1、2軍は関係ないから」と話したが、庄司は「正直、自分を出せなかった。3日間アピールできなくて悔しさが残る」と唇をかんだ。

 昨シーズンは、合計85回にわたって出場選手抹消と登録を繰り返した。頻繁な入れ替えで選手の競争心を刺激するのが、岡田流でもある。今日5日からの第2クールに向けて「ある程度の(若い)メンバーはふるい落としになってくるからな。見極めてメンバーを決める」と予告した。【益田一弘】