楽天ドラフト1位の松井裕樹投手(18=桐光学園)が、田中将大投手(25)との“共演”を望んだ。18日、新人合同自主トレでは初のブルペン入り。入寮前の7日以来となる投球練習で、立った捕手相手にカーブ、チェンジアップを含む31球を投げた。「2、3球、力を入れた時は、良い感覚でした」。酒井2軍チーフ投手コーチからは「指にかかった球は恐ろしい。腕の振りはゆっくりなのに、球がグンと来る」などと評されていた。

 ただ、松井裕が残念がったのは、田中と同じ時間にブルペン入りできなかったことだ。離れた場所でノックを受けていた。「ノック中だったけど、こうやって見ちゃいました」と首を伸ばすしぐさを見せた。「自分も同じところで投げてみたいです。目標としている方なので」と、次のチャンスを狙う。