日本野球連盟(JABA)は26日、所属チームから登録抹消をしないままドジャースとマイナー契約を結んだクラブチーム「エディオン愛工大OB

 BLITZ」の沼田拓巳投手(19)を24日付で除名処分とすると発表した。90年に同連盟が財団法人化して以来、選手の除名は初。処分は最も重く再登録も認めないことで事実上の追放となった。

 沼田は名古屋産大を中退した社会人1年目。日本野球機構(NPB)との申し合わせでは大卒扱いで、社会人の2年間はドラフト指名の対象外となる。NPB傘下の球団が獲得できない状態であるにもかかわらず契約したことも問題視。JABAの崎坂徳明事務局長(47)は「社会人のシーズン中、しかもドラフト前に選手を取るなんてありえない。MLBと協定を結んでいるNPBに言ってもらうしかない」と再発防止を訴えた。チームの金森伸夫部長についても、指導管理が不十分とし9月24日から6カ月の謹慎処分とした。