夏の甲子園で準優勝した東海大相模・一二三(ひふみ)慎太投手(3年)が8月31日、野手転向も視野に入れていることを示唆した。この日、日米親善試合に出場するため成田空港から渡米。進路は8日の帰国後に決断するとした上で「バッティング好きなんで、投手でも野手でもいいです」と話した。最速150キロのサイドスロー右腕だが、甲子園では21打数12安打(1本塁打)で打率5割7分をマーク。打者としてもプロの評価は高く、広島は野手でドラフト候補にリストアップ。日本ハムも投手、野手両方の非凡なセンスを買い、指名候補に残している。

 全日本高校選抜の一員としてロサンゼルスに出発。海外は初めてで、英語は「補習を受けさせられるくらい苦手」だという。空港ではリラックスした様子で、興南・島袋洋奨投手(3年)らと記念撮影に興じていた。