ラーメンで世界制覇だ!WBC1次ラウンドを突破し、米国入りした侍ジャパンに、食事面で強力なサポート体制が用意されることが11日、分かった。
準々決勝以降の決勝ラウンドが行われる米フロリダ州マイアミで、日本食レストランを世界各地で展開しているフードサービスの会社が、NPBの依頼を受けて全面的にコーディネート。白米などの日本料理だけでなく、ラーメンも提供し、連覇へ後押しする。
「腹が減っては戦はできぬ」とばかりに、侍たちの胃袋を支える強力なサポート体制が整った。決戦の地マイアミといえば、ラテン系のレストランは充実しているものの、日本食に関しては不自由な部分が多い。中心街は治安も悪く、セキュリティー面を考慮しても、外食ばかりに頼るわけにもいかない。23年の前回大会では、現地で調達した仕出し弁当などが用意されたものの、栄養のバランスなどを含め、万全とは言えない状況だった。そんな現地事情を考慮し、NPB関係者が早い時期から対応策を検討していたところ、日本食レストランを全米各地で展開する同社が、全面的にバックアップすることを快諾した。
同社は、旭川ラーメンを看板に、全米中の十数店舗でチェーン展開しており、今回はラーメンのほか、適切な食材を準備。専属シェフ数人、栄養士をそろえ、たっぷりの白米だけでなく、基本的な日本食を提供する予定だ。人気メニューの梅干しが乗った塩ラーメンに加え、しょうゆ味、みそ味にも対応する方向で、柔らかく漬け込まれたチャーシュー、トロッとした味付け半熟卵など、食べ慣れた味覚で、侍たちの食欲を増進させるプランを進めている。すでに、準々決勝進出が決定したことを受けて、現地時間の9日には、同社のスタッフがマイアミ入り。急ピッチで準備を進めている。
野球選手といえば、焼き肉、ステーキなどのタンパク質重視との印象が強い一方、近年は大谷翔平をはじめ、栄養価のバランスを自己管理する選手も数多い。山本由伸の場合、登板日から逆算して食事メニューを考慮するなど、選手の間では、日々の練習、トレーニングと同じように、「アスリート飯」へ意識は高い。
今回の看板メニューとも言えるラーメン、白米などの炭水化物は、試合前後のエネルギー源となるため、選手間で大好評となることは確実。食べ慣れた食材、味を安心して口にすれば、胃袋だけでなく、メンタル的にも満足感が得られる。東京での激闘の連続、米国への長距離移動で、疲労が蓄積するはずの侍たちにとって、マイアミでの食事の支援体制は、何よりも貴重で、心強いサポートとなるに違いない。

