元2階級制覇王者の八重樫東(32=大橋)が、スーパーフライ級での再起戦をTKO勝ちで飾った。

 タイのソンセーンレック・ポスワンジム(31)に1回終了間際に最初のダウンを奪うと、2回2分5秒、右のコロスカウンターで2度目のダウンを奪った。レフェリーがすぐに試合を止め、TKO勝ちとなった。

 八重樫は「こんなに早く試合が終わるのは何年ぶり? 思い出せないくらい久しぶりで、拍子抜けした」と感想を口にした。試合内容に関しては「65点」と辛口採点。昨年9月のゴンザレス戦で王座陥落してから2連敗。引退も考えたが、周囲の励ましでカムバックした。今後について「複数階級制覇より、もう1度世界王者になるスタートラインに立てた」と考え深げに話していた。