挑戦者の同級2位ダニエル・ローマン(27=米国)が、王者久保隼(27=真正)に9回1分21秒TKO勝ちで王座を奪取した。

 序盤にリーチの長い久保との距離を見極めると、アッパーを効果的に使った。7回と8回には右ストレートでダウンを奪い、9回に猛ラッシュするとレフェリーが試合を止めた。

 世界初挑戦で王座を奪ったローマンは「久保はいいチャンピオン。タフな試合だった。(7回のダウンで)うまく当たって、それから自分のペースに持って来られた」と目を細めた。

 会場で観戦した同級3位の亀田和毅(26=協栄)について質問されると「誰でもやりますよ」と対戦を歓迎した。