ボクシングのIBF世界スーパーバンタム級王者小国以載(29=角海老宝石)が5日、都内のジムで公開練習した。13日に大阪で、同級3位岩佐亮佑(セレス)との日本人対決でV1戦に臨む。「体は仕上がってきた」と順調な調整に、マスボクシング2回など20分程度動いただけだった。

 岩佐とは高校で初対戦して完敗しプロでもよくスパーした。発表時は「嫌いなピーマン」にたとえた。この日は生の黄色いパプリカにかぶりついて「ピーマンを食べられん子はパプリカから。これは食べられるようになった。あと1週間でピーマンも食べられるようにする」とおどけた。

 岩佐対策は阿部トレーナーに任せっきり。「レシピはチンジャオロース」とけむに巻いたが、阿部トレーナーは「やることはやった。あとは当日の体調」と話す。視察した岩佐陣営の小林会長も「めちゃ調子は良さそうで残念」と苦笑していた。