世界ボクシング機構(WBO)スーパーフライ級王者の井上尚弥(大橋)が9日に米カリフォルニア州カーソンで6度目の防衛戦に臨み、同級7位のアントニオ・ニエベス(米国)と闘う。7日は試合会場近くで公式記者会見に出席し「人生を懸ける。ファンの度肝を抜くような試合をしたい」と威勢良く抱負を語った。

 24歳の井上は13戦全勝(11KO)で、米国での試合は初めて。チャンピオンベルトを日本に忘れてきたそうだが、この日の会見には間に合い「(届いたのは)数時間前。無事に届いて良かった」と苦笑しつつ説明した。

 所属ジムの大橋秀行会長は「日本では怪物なんて言われているが、米国でもモンスターと言われるようにしたい」と自信をにじませた。