ボクシングのWBO世界スーパーフライ王者井上尚弥(24=大橋)が8日(日本時間9日)、9日(同10日)に米カリフォルニア州カーソンで行われる同級7位アントニオ・ニエベス(30=米国)との6度目の防衛戦の前日計量に臨み、リミットの52・1キロでパスした。

 試合会場のスタブハブ・センターで行われた計量はファンにも公開され、米国デビュー戦となる井上にも大きな声援が飛んだ。51・6キロでクリアしたニエベスとがっちり握手を交わすと、「ふつふつと闘志がわいてきた。ボクシング人生の分岐点になる試合だと思っている。初回からフルでいく」と意気込みを語った。

 メインのWBC世界スーパーフライ級タイトルマッチは挑戦者の元世界4階級王者ローマン・ゴンサレス(30=ニカラグア)が52・0キロ、初防衛を目指す王者シーサケット・ソールンビサイ(30=タイ)は52・1キロでパス。両者は今年3月に対戦し、シーサケットが2-0の判定で勝利し、ゴンサレスにプロ初黒星を付けた。