バンタム級トーナメント2回戦で、優勝候補NO・1の堀口恭司(27)が、圧倒的な強さを見せつけ、準決勝に進出した。

 堀口は、ここまで10戦無敗で、階級が1つ上で戦うガブリエル・オリベイラ(28=ブラジル)を試合開始から、桁外れのスピードで翻弄(ほんろう)。飛び込んでは放つパンチでオリベイラを徐々に追い詰め、最後は左フックで沈めた。

 1回4分30秒、TKO勝ちを収めた堀口は「ちゃんとメインの仕事できましたかね。他の2回戦で日本人が勝っているのに、自分だけ負けるわけにはいかない。オレのトーナメント。31日、楽しみにしていてください。結果出します」と優勝を宣言した。