ボクシングWBA世界ライトフライ級王者田口良一(31=ワタナベ)が中学の同級生に負けじと2冠を狙う。31日にIBF同級王者ミラン・メリンド(29=フィリピン)との団体王座統一戦(東京・大田区総合体育館)を控え、29日は都内で予備検診に出席。メリンドよりも身長10センチ、リーチも5センチほど上回り「大みそかを楽しみにしてほしい」とクールな表情で統一王者への意欲を示した。

 中学時代の同級生でロックバンド、SEKAI NO OWARIのピアノ担当Saori(31)による初の小説「ふたご」が直木賞候補に入った。音楽に加え、小説家でもトップを狙う幼なじみの活躍は大きな刺激。「負けないように、ボクもIBF王座を獲得しないといけない」と発奮。井岡一翔、高山勝成に続く日本3人目の2団体統一王者になるため、静かに燃えていた。

 ◆田口と拳を交えるメリンドのコメント 田口がちょっと大きいが、身長、リーチは関係ない。ボクシングをやるので、バスケットをやるわけではないから。どんどん団体を統一するのが目標だ。素晴らしいショーをお届けしてみせる。