10年の初場所中に泥酔して知人男性に暴行し、引退に追い込まれた元横綱朝青龍のドルゴルスレン・ダグワドルジ氏(37)が31日、abemaTVで生配信された「朝青龍を押し出したら1000万円」で7年ぶりに土俵に立ち、3戦目で、元アテネ五輪柔道90キロ級銀メダリスト泉浩(35)に圧勝した。

 泉は現在、総合格闘家で120キロまで増量していたが、朝青龍はガップリぶつかり合うと、右下手をつかんだ。泉が決め技の左からの大外刈りをかけようとしたが、上手投げで難なく勝った。元朝青龍は「やっぱり、五輪銀メダリスト。泉さんのファンだったんですよ。こんなに太っていてびっくりした。相撲の本場所みたいで気を付けないとと思った。先に足をかけられて…持ち上げたかったけど、残念でした。投げてくる時、必死に首を巻いてくるんで、この野郎と思った。でも、いい方でファンなんですよ」と笑った。

 その上で、泉の妻の女優・末永遥(31)が3日に第1子の長男を出産したばかりであることについて触れ「生まれたばかりの、かわいい子がいて、奥さんに申し訳ないと。奥さん、きれいですね」と余裕のコメント。3番を撮り終えた感想を聞かれると「やっと汗をかいた」と笑い飛ばした。

 敗れ去った泉は「相撲にチャレンジできて良かったです。いろいろな立ち合いを考えていたんですけど、想定していない立ち合いになってしまった。それが1番の敗因。もう1度、チャレンジするチャンスがあるならやってみたい」と悔しさをにじませた。