プロボクシングWBO世界フライ級王者木村翔(29=青木)が初防衛祝いに夜景のきれいな新居に引っ越す考えを明かした。12月31日の初防衛から一夜明けた1日、都内の所属ジムで会見に臨み「とりあえず引っ越したい」とオフに家探しするという。現在は家賃5万円で5畳1Kの部屋だが「世界王者ですから良い物件に。夜景のきれいなところに住みたいですね」とのプランを口にした。

 昨年7月に2大会連続五輪金メダルの鄒市明(すうしめい)から王座を奪い、初防衛戦が国内で初めて臨む世界戦でもあった。試合がテレビ地上波で生中継だったこともあり、電車移動やタクシー移動時には「木村選手ですよね」と声を掛けられ、胸を弾ませた。「もっともっとテレビに露出していきたい」との意欲も示した。

 2度目の防衛戦は、前王者の鄒市明との再戦が基本線となる。所属ジムの有吉将之会長は「修正点はまだまだある。伸びしろだらけですね。もっといい試合ができるし、稼げるし、防衛ができる。木村には稼がせてあげたい」と話した。