プロボクシングWBC世界フライ級王者比嘉大吾(22=白井・具志堅スポーツ)が2度目の防衛戦に備え、「具志堅ミット」で気持ちを高揚させた。

 9日、都内の所属ジムで、昨年5月の同王座挑戦前以来となる師匠・具志堅用高会長(62)によるミット打ちで右ストレートの体重移動などを徹底指導された。

 2月4日、故郷の沖縄県立武道館で同級10位の元2階級制覇王者モイセス・フエンテス(30=メキシコ)とV2戦を控え、沖縄の師弟コンビはやる気満々。

 同会長から「大きいパンチと小さいパンチの2種類を使いわけろ」とのアドバイスをもらった比嘉は「同じ部分を指摘されますし、復習だと思ってやっています。ありがたいです」と“具志堅チェック”に感謝の言葉を口にした。

 この日は18年に入って最長となる8回のスパーリングも消化した比嘉は「減量も順調です。チケット購入の電話がじゃんじゃんジムに入っていて、うれしいです」と喜んでいた。