かつて馬場さんの付け人を務めた大仁田厚(61)がデスマッチで馬場さんへの愛を表現した。

黒い革ジャンを着て登場し、76歳のグレート小鹿をパイプイスで殴打し、佐藤を机にたたきつけるなど大暴れ。有刺鉄線ボードに投げられ流血し、巨人石川に持ち上げられピンチになったが、すかさず仕込んでいた赤い毒霧を噴射し応戦。最後は仲間の鈴木が勝利をおさめ、リング上で「社長を愛してましたー!」と叫んだ。

73年に全日本に入門。歴代5代目の馬場さんの付け人を3年半務めた。「ろくでもない付け人だったが、かわいがってもらった」とプロレスだけでなく生き方すべてを学んだ師匠に感謝の言葉を連ねた。けがを繰り返してきた両膝は限界で、今日20日人工関節を入れる手術を受ける。「これで悔いなく手術台にのれる」と、この1戦に力を出し尽くした。