WWE最大の祭典となるレッスルマニア35大会は4月7日(日本時間8日)、米ニュージャージー州イーストラザフォード・メットライフスタジアムで開催される。

1年前の祭典に初出場し、AJスタイルズの保持したWWEヘビー級王座に挑戦した中邑真輔(38)。今年はライバル関係にあったルセフとコンビを組み、4チームが出場するスマックダウンタッグ王座に初めて挑戦することになった。

昨年からUS王座を争ってきたルセフとの共闘が始まったのは今年2月。ルセフの妻ラナ夫人のサポートもあって実現し、WWEでは「仇敵タッグ」と呼ばれるコンビは徐々に連係面もアップ中だが、スマックダウンタッグ王座奪取への壁は高そうだ。現王者ウーソズ(ジェイ、ジミー兄弟)、元王者ザ・バー(シェイマス、セザーロ組)は強烈な連係技を持つ。さらに中邑、ルセフ組はリコシェ、アリスター・ブラック組に負けている。目立った連係技も持っていないタッグだけに戦前予想で劣勢と見られるのは否めない。

レッスルマニア出場も2日のボルティモア大会で決まったばかり。この日の試合でもウーソズのキック技にルセフが撃沈されているものの、発展途上中のコンビで、他3チームよりも“伸びしろ”があるのも「仇敵タッグ」の魅力だ。中邑は「何はともあれ、レッスルマニアの出場権ゲット! オレとルセフがタッグチームチャンピオンシップを手に入れる」と不敵に笑っており、秘策を練っている様子。「番狂わせ」でタッグ王座を獲得する可能性は残っている。中邑はUS王座に続く2本目のWWEベルト獲得なるかにも注目が集まる。

 

★レッスルマニア35大会の決定カード(3WAY形式女子王座戦がメイン以外、試合順は当日決定)

 

(1)3WAY形式女子王座戦(勝者はロウ、スマックダウン両女子王者)=ロウ女子王者ロンダ・ラウジーVSスマックダウン女子王者シャーロット・フレアーVSベッキー・リンチ

(2)WWEヘビー級王座戦=王者ダニエル・ブライアンVS挑戦者コフィ・キングストン

(3)WWEユニバーサル王座戦=王者ブロック・レスナーVS挑戦者セス・ロリンズ

(4)ノー・ホールズ・バード戦=トリプルHVSバティスタ

(5)フォールズ・カウント・エニウェア戦=ザ・ミズVSシェイン・マクマホン

(6)シングル戦=AJスタイルズVSランディ・オートン

(6)US王座戦=王者サモア・ジョーVSレイ・ミステリオJr.

(7)アングル引退試合=カート・アングルVSバロン・コービン

(7)WWEクルーザー級王座戦=王者バディ・マーフィーVS挑戦者トニー・ニース

(8)アンドレ杯バトルロイヤル戦

(9)シングル戦=ローマン・レインズVSドリュー・マッキンタイア

(10)WWEインターコンチネンタル王座戦=王者ボビー・ラシュリーVSフィン・ベイラー

(11)WWE女子タッグ王座戦=王者組サーシャ・バンクス、ベイリー組VSベス・フェニックス、ナタリア組VSナイア・ジャックス、タミーナ組VSアイコニックス(ビリー・ケイ、ペイトン・ロイス組)

(12)スマックダウンタッグ王座戦=王者組ウーソズ(ジェイ、ジミー兄弟)VS中邑真輔、ルセフ組VSザ・バー(シェイマス、セザーロ組)VSリコシェ、アリスター・ブラック組

(13)女子バトルロイヤル戦