ユニバーサル王者セス・ロリンズが、防衛成功後に乱入してきたブロック・レスナーを返り討ちにした。

3日のロウ大会でレスナーに痛めつけられた脇腹に包帯を巻いて登場したロリンズがバロン・コービンの挑戦を受けた。レフェリーと口論したコービンの隙を突いて丸め込んで3カウントを奪取。負けたコービンに必殺のエンド・オブ・デイまで浴びてダメージを負った後、王座挑戦権証の入ったブリーフケースを持つ19年マネー・イン・ザ・バンク覇者レスナーが目前に登場してきた。

代理人ポール・ヘイマンとともに姿をみせたレスナーがキャッシュイン(挑戦権利行使)の姿勢をみせ、ロリンズは絶体絶命のピンチを迎えた。ところが、ヘイマンがロープに引っかかってブリーフケースをリングに落とすと、隙を突いてレスナーに急所攻撃を成功させた。

「キャッシュインしてみろ! 気分はどうだ」と叫びながら、さらにパイプいすでめった打ちにした後、得意技カーブストンプをレスナーに浴びせてKOに追い込んだ。ぐったり引きあげたレスナーの背中は、いすでたたかれたダメージで真っ赤に染まっていた。

またバックステージではコービンから判定の抗議は入り、6月23日のPPV大会ストンピング・グラウンズ(米ワシントン州タコマドーム)で再びロリンズ-コービンのユニバーサル王座戦が決まった。