Aブロック公式戦が行われ、昨年覇者の棚橋弘至(42)がSANADA(31)を下し、開幕2連敗からの3連勝を果たした。このG1では、3月のニュージャパン杯以来封印していたハイフライフローを約5カ月ぶりに解禁。この日約半年ぶりにフィニッシュでハイフライフローを決め、復活の兆しをみせた。

試合後、コメントブースに現れた棚橋はいったん左膝をおさえて倒れ込んだが、すぐに起き上がる。そして「ハイフライフローが、やっと決まりました」と感慨深く話した。「きょうの占いで、先入観にとらわれるなとあった。棚橋はもう飛べない。飛んだら膝にダメージがくる。その先入観を捨てました」。さらに立ち上がると「できるじゃん」とスクワット。「ハイフライフローとともに上がっていく」と、ここから上昇を狙う。