ボクシングのWBAスーパー、WBCフランチャイズ世界ミドル級王者サウル・アルバレス(メキシコ)が11月2日、米ネバダ州ラスベガスのMGMグランドで、WBO世界ライトヘビー級王者セルゲイ・コバレフ(ロシア)に挑戦することが決まった。アルバレスが13日(日本時間14日)自らのツイッターで明らかにした。昨年12月にWBA世界スーパーミドル王座も獲得しており、勝てば3階級同時制覇、そしてスーパーウエルター級から4階級制覇となる。

「コバレフは危険なパンチャーであり、当然、大きな選手だが、私が取り組みたいチャレンジとリスクの1つ」と挑戦を決めた経緯を明かしたアルバレスは「私のキャリア第2章は計画通りに進んでいる。だからこそボクシングの歴史の本に入るために素晴らしい戦いを続ける」とコメント。5月のIBF世界ミドル級王者ダニエル・ジェイコブス(米国)を下し、3団体統一に成功して以来の試合に向けて意気込んだ。

アルバレスは当初、9月に元3団体統一ミドル王者ゲンナジー・ゴロフキン(カザフスタン)との3度目対戦が期待されたが交渉はまとまらず、その後にコバレフへの挑戦も浮上したが破談。8月には指名挑戦者のIBF同級1位セルゲイ・デレイビャンチェンコ(ロシア)の交渉に入ったものの、期限内に交渉成立せずにIBF王座をはく奪されていた。