ヒール転向した「黒い」紫雷イオが激闘のラダー(はしご)戦を制した。NXTテイクオーバー・ウォーゲームズ大会(11月23日、イリノイ州オールステートアリーナ)で初開催される女子ウォーゲームズ戦に向け、自ら所属するチーム・ベイズラーのアドバンテージ権を懸けてチーム・リプリーに所属するミヤ・イムと対戦した。

ドロップキックからのトペ・スイシーダで先制した紫雷だが、ブレーンバスターやベリー・トゥ・ベリーで強くラダーにたたきつけられた。イムの反撃に耐えながらも白熱の攻防を展開。スプリングボード式ミサイルキック、串刺しダブルニーでミヤを追い込んだ。ダコタ・カイの邪魔が入ると、カイとミヤに場外月面水爆を成功させて蹴散らし、ラダーを登った。

立ち上がってきたカイのファルコンアローを浴びて好機を逃した後、今度は突然、姿を現したNXT・UK女子王者ケイリー・レイによってラダーを登るミアも転倒。そのまま場外の落ちてラダーに激しく衝突して動けなくなった。それを横目に、紫雷はラダーの頂上に到達し、天井のブリーフケースを奪って掲げ、激戦のピリオドを打った。