総合格闘家の朝倉海(26)が大みそかの失神KO勝ちを予告した。4日、都内で行われた12月29日のベラトール日本大会、31日のRIZIN20(いずれもさいたまスーパーアリーナ)に向けた会見に出席。31日にRIZINバンタム級ベルトをかけて、マネル・ケイプ(26)と戦うことが決まった。

大みそかは、8月にKO勝ちした堀口恭司(28)とタイトル戦を行う予定だったが、堀口が右膝前十字靱帯(じんたい)断裂と半月板損傷を負ったため、消滅。代わりに18年5月に僅差の判定で勝利したケイプと、堀口が返上したベルトを争うこととなった。

会見で朝倉は「まず堀口選手の試合が流れてしまって、本当に残念です。しっかりけがを治してもらって、またお互い万全の状態で戦えることを楽しみにしています」と堀口への思いを語った。新たに決まった相手ケイプについては「そうですね…」と苦笑。前回の対戦時の判定について納得がいかない発言を繰り返すケイプに対し、「ぐちぐち言っているので、ちょっと1発失神でもさせてやろうと思ってます」と笑顔で宣言。会見中に中継でつながっているケイプが「俺が1回勝っている」などと口を挟むと、「大みそか必ずあいつを黙らせるので楽しみにしてください」と話した。

8月のRIZIN18で堀口を68秒KOで倒す大金星を挙げ、続く10月のRIZIN19では佐々木憂流迦のあごの骨を打ち砕きTKO勝ち。格闘技界で存在感を高めるにとどまらず、現在Youtuberとしても人気急上昇中。会見後の記念撮影では、Youtube内で扮(ふん)するオタクキャラの「海ぴょん」ポーズも披露した。今年のRIZINの顔として、3戦連続KOとベルト奪取で1年を締めくくる。