19年度のボクシング年間表彰式が7日、都内のホテルで行われ、アマチュアでは東京五輪メダル獲得を狙う男子の岡沢セオン(24=鹿児島スポーツ協会)と女子の並木月海(21=自衛隊体育学校)が最優秀選手に選ばれた。

ウエルター級の岡沢は昨年4月のアジア選手権で銀メダル。9月の世界選手権では準々決勝で欧州王者マコーマックに惜敗。11月の五輪テスト大会では優勝し、メダルに期待がかかる。岡沢は「日本人が重量級でもメダルを取ると村田(諒太)選手が証明してくれた。自分もそれに続いて金メダルを取って、アマチュアボクシングの素晴らしさを伝えられるよう頑張る」と堂々とあいさつした。

18年世界選手権銅メダルの女子フライ級並木は、今年の10月の世界選手権で準々決勝敗退。岡沢とともに、3月ヨルダンで開かれるアジア・オセアニア予選に向けて調整中だ。「プロの世界王者のみなさんがいるこの舞台に来られて光栄。刺激になりました」と1カ月後の大会へ向け、気持ちを引き締めた。