ボクシング日本、東洋太平洋、WBOアジア太平洋とライト級3冠王座戦の前日計量が、2日に都内で行われた。王者吉野修一郎(28=三迫)に日本同級2位細川バレンタイン(39=角海老宝石)とも、リミットの62・1キロでパスした。3日に東京・後楽園ホールでゴングとなる。

吉野は12戦全勝(10KO)で、昨年10月に東洋太平洋とWBOアジア太平洋王座も獲得して3冠となった。日本は6度目の防衛戦。「盛り上がるし、気持ちも入る」と、自ら異例の3冠防衛戦を希望した。3団体ですでに世界ランク入りも「重要な試合。これに勝てば先も見えてくる」。8連続KO中にも「流れの中で倒せれば。12回まで行っても経験になる。勝ちにこだわる」と必勝防衛を期した。

細川は元日本スーパーライト級王者で、階級を下げての2階級制覇挑戦となる。吉野戦も2回など何度も延期の末に決まった待望の一戦に「1月からずっと練習している。メチャクチャうれしい」と喜びを隠さなかった。結果的に3冠王座戦となったことに「ラッキー。ラスボスを倒しに行く。殴られると思うが殴り返し、熱い試合をしたい。これで日本を卒業した」と意気込んだ。