ボクシングWBA世界ライトフライ級10位タノンサック・シムシー(20=タイ)が7日、世界初挑戦のために来日した。11月3日にインテックス大阪で、同級スーパー王者京口紘人(26=ワタナベ)に挑戦する。日本ボクシングコミッション(JBC)が発表した。

トレーナーらと3人で羽田空港に到着し、陣営関係者の車で大阪入りした。京口陣営では来日できない場合に備え、代替選手も用意していた。今後は行政の指針に従い、「行動管理計画書」の内容に沿って2週間の待機措置に入った。このため、通常は1週間前程度のところ、ほぼ1カ月前に来日となった。

タノンサックは「日本に無事入国できてホッとしている。入国に際し、尽力いただいた日本の方々にお礼を言いたい。わたしは勝つために日本に来たので、待機期間中も体調管理に最善を尽くします」とコメントした。14戦全勝(12KO)と無敗のホープで、日本でも大阪で2戦2勝している。

JBC安河内事務局長は「入国に際し、ご協力いただいた関係者に感謝申し上げます。以後は、行政の指針に従い、感染予防対策を遺漏なく行い、コロナ後初めての国内での世界タイトルマッチを迎えたい」と話した。