新たな伝説の幕が開いた。ボクシングのWBA、IBF世界バンタム級統一王者井上尚弥(27=大橋)が、WBA同級2位ジェーソン・モロニー(29=オーストラリア)との防衛戦に臨み、7回2分59秒、KO勝ちした。

序盤は両者とも足を使った慎重な立ち上がり。6回1分すぎに絶妙なカウンターの左フックでダウンを奪うと、7回に勝負に出た。ガードの間を狙った左ジャブをヒットさせてペースを握ると、終盤にカウンターの右ストレートで2度目のダウン。10カウントとなり、あらためて圧倒的な強さを見せつけた。

聖地ラスベガスで初めての試合。自身のSNSで「この1年でパワーアップした姿を見せたい」と勝利を誓っていた通り、強さを誇示した。

井上は20戦20勝(17KO)。