日本ボクシングコミッション(JBC)は25日、新型コロナウイルス検査で陽性反応を示したWBC世界ライトフライ級11位小西怜弥(27=SUN-RISE)が2度にわたる再検査で陰性と判定されたと発表した。小西は23日に兵庫・三田市総合文化センターで、世界ミニマム級で4団体を制覇し、アマチュアにも挑戦した高山勝成(37=寝屋川石田)のプロ復帰戦の対戦相手だったが、22日のPCR検査で陽性と判定され、試合中止となっていた。

JBCの安河内剛本部事務局長は「小西選手には申し訳ないが、ガイドラインに沿った試合中止決定に問題はないと考えている。今後は興行において発生し得るあらゆるリスクをどう回避していけるかを全力で検討していく必要がある」とコメントした。

また2度のPCR検査で陰性が確認された小西はJBCを通じ「11月23日の試合を楽しみにしてくださった皆様、関係者の皆様、試合をお見せすることができなくて本当に申し訳ございませんでした。僕は今回、高山選手と戦えることを本当に楽しみに万全の態勢で練習に取り組んできました。試合当日に『陽性』と聞かされた時は本当に信じられませんでしたが、2度にわたるLAMP法とPCR検査の結果、『陰性』と証明できて、家族とともに本当にほっとしてういます。高山選手と今すぐにでも戦いたい気持ちでいっぱいです! 早く皆さんの前で試合ができることを目標に練習します!」とコメントしていた。