WBA世界ライトフライ級スーパー王者京口紘人(27=ワタナベ)が最終3回、昨年9月に現役引退した元世界3階級制覇王者八重樫東(38=敬称略)と接近戦から激しい打ち合いを展開した。両者ともにヘッドギアありでスパーリング。1、2回は距離を保ちながらけん制していたものの「お客さんに楽しんでほしかった。1、2回は駆け引き、ラストは打ち合うのが礼儀というか、頭をくっつけて打ち合う、拳のみで会話して、向き合っただけにお客さんにも喜んでいただけたかなと思う」と充実した表情を浮かべた。

昨年11月に自らの新型コロナウイルス感染で試合中止となっており、有観客でのリングは19年10月の久田哲也とのV2戦以来だった。スパーリング形式とはいえ、京口は「こうやって大勢のお客さんの前に出ると『帰ってきた』と久しぶりに実感しました」としみじみ振り返った。

3月13日(日本時間14日)には米テキサス州でアクセル・アラゴン・ベガ(20=メキシコ)との3度目の防衛戦に臨むことになっている。英プロモート大手マッチルームと複数試合契約後初試合となり「防衛戦の前にメチャメチャいい刺激を受けた。大きなイベントでの久しぶりの感触、空気感はプラスになると思う」と手応えを口にした。

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