日本スーパーバンタム級9位の下町俊貴(24=グリーンツダ)が、2階級上の一戦でサンダー照屋を3回2分35秒TKOで下した。ジムの本石会長は試合後、「日本王者に挑戦状を出します」と、日本スーパーバンタム級王者古橋岳也(川崎新田)への挑戦を表明した。

同じ階級で対戦相手が見つからず、窮余の策で組まれた今カード。2階級上の相手に下町は「怖かったです、ずっと」。しかし、最初から主導権を握り、最後はきっちり仕留めた。その内容を本石会長も「成長した」と評価した。

控えめな性格で、今回のメイン抜てきも本人の自覚を促す狙いもあったという。下町は「初メインでうまいこと終わってくれてよかった。ベルトはとりたいがまだ日本人のトップレベルにあるとは思っていない。気持ちを切り替えていきたい」と語った。【実藤健一】