前ロウ女子王者アスカ(39)が元盟友に王座返り咲きのチャンスをぶち壊された。11日(日本時間12日)の祭典レッスルマニア37大会第2日に挑戦者リア・リプリー(24)に敗れて王座陥落したが、一夜明けたロウ大会第3試合でロウ女子王座戦のダイレクトリマッチが組まれた。

試合開始後、パワフルな新王者に何度も投げられながらも腕ひしぎ逆十字などの関節技で反撃。場外乱闘に入ると、WWE女子タッグ王座を一緒に奪取したパートナーのシャーロット・フレアー(35)に乱入され、突き飛ばされた。そのままノーコンテスト(無効試合)裁定に。終了ゴング後もフレアーによる暴走行為は収まらず、アスカはリプリーとともに襲われ続け、王座奪回することはできなかった。

リプリー-アスカ戦前、フレアーはリングに登場し、先にレッスルマニアでロウ女子王者アスカに挑戦表明しながら、自身の新型コロナウイルス感染によって欠場中にNXTから昇格したばかりのリプリーに王座挑戦権利を奪われていた。それを「横取り」と主張。ロウ女子王座戦乱入時には大きなブーイングも浴びていた。5月16日に開催が発表されているPPV大会レッスルマニア・バックラッシュに向け、アスカ、リプリー、フレアーの三つどもえの抗争が始まりそうだ。