米プロレスWWEのバックステージスタッフ解雇に拍車がかかっている。米プロレス専門サイト「リングサイドニュース」は27日(日本時間28日)、今週に入ってWWEが計60人のスタッフを解雇したと27日(日本時間28日)、報じた。

社内全体のコスト削減を目指しており、社内の組織変更による大量解雇を進めている。今週半ばには35人以上とされていた解雇人数が、さらに膨れあがったことになる。

解雇が明らかになったスタッフにはWWEスタジオの責任者を務めるスーザン・レヴィンソン上級副社長が含まれているという。同副社長はWWEのNetflix映画「メインイベント」のエグゼクティブプロデューサーを務めていた。またロウ大会の実況を務めるトム・フィリップス・アナウンサーの退任も明らかになった。今年4月からロウ大会の実況を務めてきたアドナン・ヴィルク・アナウンサーの退任も25日(同26日)に発表されたばかりだった。

WWEは4月のレッスルマニア37大会翌週に元US王者サモア・ジョーや計6度の女子王座を戴冠したミッキー・ジェームスら主力10人の解雇を決定。21日には元NXT北米王者ベルベティーン・ドリームらNXT所属の7選手、レフェリー2人のリリースも決定するなど、リング内外で人員のスリム化を図っている。