元WBA世界ミニマム級王者の宮崎亮(34=3150ファイトクラブ)が、日本ミニマム級3位の栄拓海(27=折尾)に判定勝ちし、復帰2連勝を飾った。

きっちり距離をとってのボクシングを展開。5回に左フックでぐらつかせる場面こそあったが、KO勝ちはならなかった。

宮崎は17年8月に引退届も、現役への思いは失っていなかった。しかし同年9月に道交法違反で逮捕。懲役1年、執行猶予3年の判決を受けた。昨年5月に執行猶予期間が明け、現役復帰の希望に手を差し伸べたのが3150ファイトクラブの亀田興毅会長だった。

宮崎は「勝ててホッとしています」と話しつつ、「減量のやり方とかいろいろ試しているが、今回はあまり体が動かなかった。次は別の方法を試したい」と反省も口にした。その上で目標は「(世界)王者返り咲き」とぶれない。