元サッカー日本代表FWカズの次男で総合格闘家の三浦孝太(20=BRAVE)は、レジェンドに力の差を見せつけられた。

19日、タイ・ラジャダムナンスタジアムにて行われた「ラジャダムナンの伝説」のメインイベントに登場。元K-1ワールドMAX王者ブアカーオ・パンチャメーク(40=タイ、旧ポー・プラムック)とキックボクシング形式のエキシビションマッチ3分3回で対戦した。勝敗はつかないものの、3回途中に試合をストップさせられるなど、完敗だった。

「せっかくこうやって盛り上げてくださったのに、全然相手にならなくて申し訳ない。会場の雰囲気は最高でした。初めてのキックボクシングは、思っていたより甘くなかった」と、涙を浮かべながら話した。「僕は格闘技の実力は全然ない。この試合をきっかけに強くなるので、MMAの試合の応援もよろしくお願いします」と成長を誓った。

ムエタイの殿堂に詰めかけた8000人近くのファンからは、登場前にスクリーンに写真が映し出されるだけで大歓声が送られた。花道では両手を突き上げて歓声を求めるようなポーズを見せるなど堂々の入場。試合開始前には「コウタ、コウタ」の合唱も沸き起こった。三浦が打撃を与えられると、ファンは顔を覆っていた。