KO率78%のプロボクシング日本ウエルター級3位佐々木尽(21=八王子中屋)が賞金50万円の最速KO賞を狙う。15日、東京・後楽園ホールでパティパーン・クロンクラーン(タイ)との65・6キロ契約体重8回戦を控え、14日には東京・文京区の日本ボクシングコミッションで前日計量の臨み、リミットでパス。パティパーンも65・4キロでクリアした。セミファイナルで出場する同興行は、もっとも短時間でKO勝利を収めた選手に対し、主催者から最速KO賞として50万円が贈呈される。

高いKO率の選手ばかりが集結した興行で「KO祭」とも銘打たれている。佐々木は「(賞を)狙わないといけない興行だと思う。『KO祭』に見合う試合をしたい。ガンガン倒し合いたいですね」と不敵な笑みを浮かべた。既に50万円をつかんだ後の使い道が頭にあり、所属ジムのサンドバッグや自らのボクシング用具の購入。さらに30万円は運転免許取得の費用にしたい考えだ。

先月には約2週間の米ラスベガス合宿も敢行し、その強打に手応えがあったという。佐々木は「コンディションも良いので、インパクトあるド派手な試合がしたい。バチバチの殴り合いがしたいですね。1回からガンガンいきます」と集中力を研ぎ澄ませていた。

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