WWEの女子シングル王座6度の戴冠を誇る人気レスラー、サーシャ・バンクスことメルセデス・モネ(30)が新日本東京ドーム大会に登場した。

初防衛に成功したIWGP女子王者KAIRIの前にリングイン。WWE以来の再会となったKAIRIと握手を交わした後、マットにたたきつけてKOすると「歴史をつくるために新日本とスターダムに来た。私は女子部門のCEO(最高経営責任者)よ。2月18日のバトル・イン・ザ・バレー大会であなたに勝つから、それまでカイリは王者であることを楽しむといいわ」と次期挑戦者として名乗りをあげた。

バンクスは昨年5月、WWEのロウ大会出場直前に保持していたWWE女子タッグ王座の防衛戦の構想などで首脳陣と対立。そのまま出場ボイコットし、無期限の出場停止と王座剥奪処分を受けていた。7月に現場がマクマホン体制からトリプルH体制に変更後、WWE側と交渉したとされているが、米専門メディアによると、金銭的な条件で折り合わず、23年からフリーエージョントとなっていた。

なおバンクスは積極的な女優活動とともに最近、「モネ・バンク」「バンク・モネ」「メルセデス・モネ」「ステートメント・メーカー」の商標を出願。WWEから離れ、フリーの立場で活動する動きをみせていた。