新日本プロレスの永田裕志(54)が3冠ヘビー級王座を初戴冠し、史上5人目となるグランドスラムを達成した。

3冠王者として6度目防衛戦に臨んだ宮原健斗(33)に挑戦。23分6秒、岩石落とし固めでフォール勝ちし、新王者となった。最後はリストクラッチ式エクスプロイダー、ハイキックからの岩石落とし固めと得意技の連発で、宮原を下した。

グランドスラムは新日本のIWGP世界ヘビー級王座の全身となるIWGPヘビー級王座、全日本プロレスの3冠ヘビー級王座、そしてプロレスリング・ノアのGHCヘビー級王座の3大王座をすべて戴冠すること。シングル王座は佐々木健介、高山善広、小島聡、武藤敬司に続き5人目となる。永田は「グランドスラムという実感がまだなんとも…。多分、うれしさはこれから出てくる」と感慨深げだ。またシングル3王座に加え、IWGP(新日本)、世界(全日本)、GHC(ノア)のタッグ王座もすべて戴冠するというダブル・グランドスラムは高山、小島、武藤に続き4人目となる。

また天龍源一郎が保持した3冠ヘビー級王座獲得の最年長記録(52歳2カ月)も54歳9カ月と更新する記録ずくめの王座獲得となった。