アントニオ猪木さん(享年79)の長女・寛子さん(48)が、父への思いを口にした。

「思い出すのはロスに住んでいた時にご飯を食べにいった時のリラックスしたこと。短パンとTシャツでよく棒を持ちながら道を歩いて、サンタモニカのビーチで『スティックマン』って言われて、みんなにハイって言いながら」と懐かしいエピソードを振り返った。

小さい頃の父・アントニオ猪木に対しては「悲しいな、パパが恋しいな」という思いしかなかった。自身も家族を持った今、アントニオ猪木に対して思うことは「すごい家庭を犠牲にした。でもそれが彼の良さだった。こんなにも大勢のファン、人たちを喜ばせて、それは家庭を犠牲にしないとできないことだって理解できているし。小さいときはどっか食べに言った時も誰かが写真を撮りに来たり、どうしてみんな撮りにこなきゃいけないのかなって思っていたんです。今から思うと家庭にこもって人生を過ごす人じゃかった」と、しみじみ語った。