日本スーパーフライ級ユース王座決定戦で、アマ22勝11敗の山口仁也(23=三迫)が新王者となった。

アマ8冠の中垣龍汰朗(23=大橋)と同ベルトを懸けて拳を交え、2-0(76-76、77-75×2)の判定勝利で、王座獲得に成功した。山口は佐賀県、中垣は福岡県出身という九州対決。アマ時代に2度対戦し、中垣に敗れていた借りを返した山口は「(中垣は)アマチュアの時からうまくてやりづらい相手ですが、勝てて良かったと思っています。ほっとしているし、めちゃくちゃうれしいです」と安堵(あんど)の笑みを浮かべた。

2回にヒッティングで中垣の左目上を切り裂き、接近戦中心の展開に持ち込んだ山口は果敢に連打で応戦。打ち合いにも泥くさいもみせて競り勝った。「作戦通り、気持ちで押し切る試合しようと思った。作戦通りいけてよかった」と手応えを示した山口は「ユース王座のベルトを取れたので、もっと上のベルトを取っていきたい。ランキングを上げて日本タイトルに挑戦できるように頑張りたい」とユース王座ベルトをみつめていた。