CHAOSの石井智宏が、同じCHAOSのオカダ・カズチカが挑戦するNEVER無差別級6人タッグ王座戦(5月3日、福岡)のパートナー「X」に名乗りを上げた。現王者の鈴木みのる、エル・デスペラード、成田蓮が持つベルトを取りに行く。

奈良で始まった「レスリングどんたく」シリーズ。第6試合は、NEVER-の前哨戦として、石井&オカダ&本間朋晃&矢野通VSタイガーマスク&成田蓮&エル・デスペラード&鈴木みのるが激突。試合は矢野がタイガーマスクから横入り式エビ固めで勝利。その試合後だった。石井はオカダへ「NEVERの件、1人は俺入れてくれ。お前にはいろいろ考えあると思うけど、勝手にデスペラードと約束しちゃったんだよ。だから頼む。まず1人入れてくれ」と思いを口にした。オカダは「もちろん、そんな。お願いします」と言い、握手を交わした。

石井は「オッケー。よし、決まりだ。デスペラードに言っとけよ。俺が行くからって」と控室へと消えた。オカダは「ま、とりあえずは、棚橋さんが欠場になって、(パートナーが)2人未定になってしまいましたんで、その中でこうやって、あらためて石井さんに言ってもらえるのはありがたいですし。ま、あと1人(パートナーを)見つけて、しっかりとあのNEVERシックスメンのベルトを取りにいきたいなと思います」と気合を入れた。

オカダは米国・ワシントンDC大会(15日、日本時間16日)で「X」に棚橋弘至を指名。対戦相手のデスペラードは、石井の出場を望んでいたが、石井は「本隊とは組みたくねーんだよ」。「このまま棚橋の欠場が長引けば、お前の望み通り、俺が立候補してやるよ」とけん制していた。ところが事態は急転。棚橋が同大会で肋骨(ろっこつ)を骨折していたことが判明。全治は未定で、前日19日に「レスリングどんたく」シリーズの欠場が決まった。「X」が空位となった中、石井がデスペラードとの約束を果たした。

これで残すは「XX」のみ。オカダは「まぁ、目星はいますよ。もちろんそれがどうなんだってところはまだわからないですし、いろいろカードも決まって、空いてる人も少ないと思いますんで。まぁ、まだいろいろな状況もあると思うんで、それはしっかりと考えながら決めていきたいなと思います」とした。