3冠ヘビー級王者・中嶋勝彦(35)が謝罪した。この日、都内の全日本プロレス本社で行われた記者会見に、20日後楽園大会で王座戦を戦う挑戦者・斉藤レイ(37)とともに出席。席上、故アントニオ猪木氏の肖像権を管理するIGF(猪木元気工場)の関係者から“警告書”が届いたと明かした。

「『1、2、3、ダー』と『闘魂』の登録商標を持っているということで警告をいただいた。確かに、おおみそかに勢いあまって『1、2、3、ダー』とやってしまった。誠に申し訳ありませんでした」と頭を下げた。

その上で「自分は『闘魂』と1度も言ったことないです」とし、自身が使っている言葉は「闘魂スタイル」だと説明。「猪木さんということも、僕の口から1度も言ったことないです」と釈明した。この件についてIGF側は後日、マスコミ向けに声明を出すとしている。

中嶋はレイとの王座戦については「なんでレイ1人なの? あの日(1月14日世界タッグ王座戦、中嶋は大森北斗と組んで挑戦し、王座奪取失敗)、オレが負けたのは斉藤ブラザーズだから。2人に勝つために寝る間も惜しんでトレーニングしてるんだ」と兄ジュン&レイ対中嶋の2対1マッチをあらためて要求した。

一方レイは、中嶋から見せられた警告書を仏頂面で投げ捨てるなど、“闘魂スタイル騒動”にばかり質問が集中することが不満のようだった。