日本スーパーバンタム級11位辰吉寿以輝(27=大阪帝拳)が、強豪サウスポーを撃破してタイトル戦線に殴り込みをかける。

26日、大阪市内のジムで会見。5月18日に大阪・エディオンアリーナ第2競技場で、チャイワット・ブアトクラトック(31=タイ)とスーパーバンタム級(55・3キロ)ノンタイトル8回戦で対戦することが発表された。

辰吉は1月以来4カ月ぶりの試合に「いいスパンでやれる。ガツガツくる相手。サウスポーが苦手じゃないというところを見せたい。KO勝ちしたい」と話した。

相手は、22年10月に東洋太平洋同級王者中嶋一輝(30)を2度ダウンさせた強打を誇る。吉井会長は「強いと思います。でもこれを仕留められないようでは口先だけになってしまう。ここから上がっていかないといけないので」と説明。辰吉も「8回あったら殴り合いもあると思う。そこは逃がさない」とした。

辰吉は1月に与那覇勇気に判定勝ちして、日本ランキングに返り咲き。激戦区のバンタム級も視野に浮上を狙っている。

戦績は15勝(10KO)1分け。その引き分けはキャリアで唯一、サウスポーと戦った20年11月の今村和寛戦。2回にバッティングで負傷引き分けとなった。苦い経験を、対サウスポー2試合目で払拭する。

チャイワットは41勝(27KO)9敗と経験豊富で、WBCインターナショナル・フェザー級王者の経験がある。

なお試合のチケットは、4月1日から「チケットぴあ」で販売される。