ボクシング日本スーパーフェザー級タイトルマッチの計量が19日、大阪市内の日本ボクシングコミッション(JBC)関西事務局で行われた。

2度目の防衛戦となる王者・原優奈(29=真正)はリミットを100グラム下回る58・8キロ、挑戦者の同級1位・奈良井翼(24=RK蒲田)は58・7キロでクリアした。試合は20日、エディオンアリーナ大阪第2競技場で行われる。

1位挑戦者の奈良井は「このタイトルがほしくて1年半、待ち望んだ」と王座奪取への熱い気持ちを隠さなかった。22年9月に当時の王者・坂晃典に挑み、3回TKO負けした。屈辱からの再起。「しっかり体を作ってきたんで最高の調子。判定でもKOでも流れの中で、とにかく勝ちをつかみたい」と言った。

対する王者の原は“ビッグマウス”でも名をはす。奈良井は「全く気にしていない。イライラしたらよくない。ボクシング以外の部分でも喜怒哀楽は出さないようにしてきましたから」。メンタル的にも強化した自信を持って、2度目のタイトル戦に挑む。【実藤健一】