第1試合で皇治監督が推薦したガブリエル・クサノ(18)と、芦澤竜誠監督推薦の田端魂(たばた・もん、30)がスペシャルマッチで対戦した。

試合開始直後、2人が同時に投げ合って、ガブリエルが上に。ガブリエルはマウントポジションからコツコツ打撃を繰り出し、最後はバックからのリアネイキッドチョークでタップを奪う秒殺劇だった。

ガブリエルの父は全日本柔術選手権優勝4回、ヒクソン・グレイシー国際柔術選手権優勝7回など数々のタイトルを獲得した格闘家の草野レアンドロ。

ガブリエルは試合後、マイクを握ると「もうちょっと立ちからいじめてから、寝技にいって、そこから極めたかったんですけど。相手が寝技してくるなら、もちろんこっちの寝技も見せてやろうと。自分のお父さんがレジェンドなんで、寝技の。その息子の実力を見せただけです、押忍」と喜んだ。

監督の皇治も「これはちょっと出たらあかんわ。代理戦争出たらあかん。強すぎる」とたたえていた。