プロボクシングWBA世界バンタム級4位増田陸(28=帝拳)がレジェンドからわき出る「炎」を警戒した。
15日、横浜・BUNTAIで同級1位の元世界5階級制覇王者ノニト・ドネア(43=フィリピン)との同級挑戦者決定戦を控え、14日には横浜市内のホテルで前日計量に出席。ドネアとともに100グラム少ない53・4キロで1発クリアした。約12秒間のフェースオフ(にらみ合い)を終えた後、ガッチリを握手を交わした増田は「体は一回り小さくなっていると感じましたね。自分もそうですけど」とうなずいた。トリプル世界戦を抑え、メインイベントに抜てきされた同カード。ドネアの左フックVS増田の左ストレートという対決が国内外で注目を集めている。
43歳ながらも今だに王座返り咲きへの強いモチベーションを保つドネアと向き合い「目の奥にボクシングへの情熱の炎が燃えていると思いました。炎の中に突っ込むのか、その炎を消すのか。冷静に判断したい」と警戒した。
試合前夜、増田はうなぎとカキに加え、自ら調理した鹿肉のジビエ料理を口にし、減量で疲労した肉体を回復させるという。昨年から鹿肉を好んで口にしており「鹿は栄養素があり、食べやすいし、身になりやすい」と野性味あふれる食事で戦闘モードに入っている。同門の先輩となる元WBC世界同級王者山中慎介氏の「神の左」を継承する男とも言われる増田。職業を「拳闘士」とつづる昭和好きボクサーは「タイミングを制した上で、しっかり自分のペースでラウンドを支配していきたい。この試合をしっかりクリアし、その内容で世界挑戦できることをアピールして次につなげたい」と意欲を示していた。

