東京女子プロレスは5月4日の後楽園ホール大会「YES! WONDERLAND '26」で団体最高峰のプリンセス・オブ・プリンセス王座戦を開催する。王者の荒井優希(27)に挑むのが遠藤有栖(28)。初プリプリ王座挑戦へ向けて意気込みを聞いた。
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-初めてのプリプリ王座挑戦ですが、今の気持ちはいかがでしょうか
「荒井優希が(王座を)取ったら、真っ先に行きたくて。アメリカで(J-RODを相手に)防衛したら絶対に言ってやろうって思ってました。団体の顔になる覚悟? 私は絶対にそうなるという気持ちでいます」
-有栖選手といえば3・29両国国技館大会で山下実優選手と組み、スパークラッシュの2人、Sareee選手&彩羽匠選手と戦った試合が印象的でした。絶対に諦めない姿がファンの感動を呼びました
「最初にあのカードを聞いた時にはワクワクというか、鳥肌ゾクゾクって感じで。いざ2人を目の前にした時には、やっぱり圧がすごいなっていうのは感じたんですけど。でも東京女子プロレスを見せたいというか、東京女子プロレスをぶつける気持ちで挑みました」
-“女子プロレス界最強”をうたっている2人にやられる場面もありましたが、そのたびに立ち上がりました
「4人の中で私が一番キャリアが浅いのはもちろん分かってるんですけど、一番輝きたいっていう気持ちもあったし、負けたくないっていう気持ちが本当に強くて。私の知らない私がいたなっていう感じでした。来たらやり返すっていう、負けず嫌いな部分が出たと思います」
-あの試合のファンの反応はどうでしたか
「みんな『すっごい良かった』って言ってくれるんですけど、でも自分の中では正直、悔しくて。泣きじゃくるくらい、感情が意味わからなくなるぐらい悔しかったです。でもみんなが『次、頑張ろう』って言ってくれたから、また笑えるというか。頑張ろうって。次やった時は絶対負けないって、そういう気持ちになれました」
-あの試合を今度のプリプリ王座挑戦にどうつなげますか
「この戦いを経て、成長というか、強くなったなっていうのがすごく分かったので。それもあって、なおさらプリプリに挑戦っていう気持ちが強くなりました。荒井が(プリプリ王座を)取ったのも、その日ですもんね。それを見て、私はもう行くっていう気持ちになりました」
-その荒井選手との王座戦はどんな戦いになると思いますか
「お互い成長はしてるので、確実に。去年よりも絶対に強くなってるはずなんですよ、お互いが。だから一筋縄ではいかないとは思うんですけど、やり合って、やり返すしかない。もう自分の体力がなくなるまで出し尽くすしかないなって思います」
-荒井選手とはデビューがほぼ同時期なんですよね
「私が(2021年の)1・4で、荒井が5月4日。ほぼ同期ですね」
-じゃあ負けられないですね
「負けられないですね、それはもう」
-普段から荒井選手に対して、そういうライバル心はあるんですか
「プロレスではもちろんあります。でも普段はふざけすぎてて(笑い)。プライベートだともう本当にただ仲いいやつみたいな。でもやっぱりプロレスでは負けたくないっていう気持ちがあります」
-プリプリのベルトを取ったら、やりたいことってありますか
「そうですね、なんかいろんなところに行きたくて。試合じゃなくても、例えばお祭りとか(笑い)。試合をして『東京女子すげえ!』『チャンピオンすげえ!』って思わせるのはもちろんですけど、それ以外にも花火大会とか行きたいです。プリプリチャンピオンも花火見るんだぞって」
-もっと東京女子をいろんな人に知ってもらいたいという思いがあるんですね
「はい、知ってもらいたいですね」
-先ほどの両国での話に戻りますが、有栖選手はタッグを組んだ山下選手の姿を見てどう思いましたか
「先発で山下さんが行ってくれた時に、Sareeeさんに詰め寄られても、1歩も引かなかったんですよ。そのでっかい姿に、後ろ姿に『かっけぇ!』ってなって。もう『私もやるしかねぇ』みたいな気持ちにさせてくれました。すごく格好良かった。さすがリーダーだと思いました」
-じゃあ有栖選手もいつかはリーダー的存在に?
「私はエースになりたいです(笑い)」
-現在の東京女子のエースは荒井選手なんですかね?
「悔しっ! そうなんですか?」
-プリプリのベルトを持っている人がエースと考えると荒井選手かと
「まあそうですね。悔しいですね。でも私は悔しさで燃えるタイプだから。この状況もいいのかなって。エースと呼ばれている荒井を倒す。エースを奪い取るという」
-話は変わりますが、有栖選手といえば髪の毛も服装も派手で有名だと思うんですが、昔からそうなんですか
「全然。なんならもう結構暗めの人間で。お洋服もこんなんじゃなくて黒とかばっか着てましたね」
-でもその時から心の奥底にはそういう派手な部分はあったんですか
「奥にはあったと思います。でもそれが全然表現できてなかった」
-自分を表現できるようになったのはいつぐらいからなんですか
「お母さんも、私がここ(地元の福島・会津若松市)にいたら、たぶん自分を出せないって思ってたらしくて。『東京に行け』みたいな感じで背中を押してくれて。なんかめっちゃぐいぐい来るなって思ってたんですよ(笑い)」
-お母さんもそういう部分を伸ばした方がいいって思ってくれていたんですね
「そう思ってくれていたらしいです。私も東京に行きたいとは思ってました。ただ仲里依紗さんに会いたいだけだったんですけど(笑い)」
-やっぱり会津若松だと、今の有栖選手のビジュアルは浮いてしまうようなところはありますか
「それはありますね、確実に。(実家に)帰ってもマジで三度見されますもん(笑い)」
-でも、そういう自己表現ってリングの上でも本当に大事ですよね
「私、人前に出るのが今でもめっちゃ苦手で。人前で話すとかもありえないっていう感じだったんです。学校の発表会とかも仮病とか使って本当に“キャンセル”してたぐらいなので。こうなれたのもやっぱり、仲里依紗さんや親のおかげだなって思います」
-そんな成長した有栖選手から、最後にファンの皆さんに向けてメッセージをお願いします
「試合中も『有栖!』っていう声だけで本当に頑張れるし、みんなが後ろについてくれてるみたいな感じでに思えるので。なので私も今回このプリプリのベルトを取って、みんなといろんなところに行って、いろんな景色を見せて、みんなを幸せな空間に引き込んであげたいです。もっと遠藤有栖を知ってもらって、もっとみんなを元気に、笑顔にできたらいいなと思っているので、応援よろしくお願いします」

