大相撲秋場所で優勝した横綱鶴竜が7日、栃木県日光市の日光東照宮で力強い雲竜型の土俵入りを奉納した。

 東照宮で横綱土俵入りが披露されるのは初めて。

 太刀持ちに関脇栃煌山、露払いに小結栃ノ心関を従えて約2000人に見守られながら大役を果たした鶴竜は「とてもうれしいし、光栄。エネルギーとパワーをもらった」とうなずいた。

 東照宮に祭られている徳川家康の四百回忌を記念する「四百年式年大祭」の一環として、今回の土俵入りが企画された。「歴史に触れた、すごくいい一日だった」。

 8日からは秋巡業が始まり、九州場所(11月8日初日・福岡国際センター)へ本格的に始動する。